SSブログ

娘に説教する [日常]

4月から娘が幼稚園に行くようになったが、最近毎日、「幼稚園に行きたくない」となかなか動こうとしない。妻はかなり必死になだめたり、怒ったりする。
結局、時間内には連れて行くのだが、毎日こんな調子だ。俺はどうしたもんか考えていた。
幼稚園の門をくぐると、娘は借りてきた猫のようにおとなしくなってしまうのが気になっていた。居心地が悪いのかもしれない。自分の居場所がまだ見つかっていないのだろう。
最近「今日、幼稚園で何して遊んだ?何食べた?誰とお話した?おうた教えてもらったかい?」色々聞いてもはっきりしない。

今日も8時過ぎて、通園の準備に取り掛かろうとすると、グズグズ言い出した。

「どうして行きたくないのか、とうちゃんに言ってごらん」
「だって、おうちで粘土遊びしたいんだもん」
「幼稚園、面白くないのかい?」
「おもしろくない」

「幼稚園、やめたいかい?」
「やめたい。たのしくない」
義務教育でもないし、毎月3万円も払って嫌なことさせるより、やめさせて好きなことさせたいと思ったが、3歳からそういう性格になったら小学校も行かなくなるよなと冷静になってちゃんと俺も考えた。

「先生に面白くないってちゃんと言ったのかい」
娘は横に首を振る
「じゃあ、ちゃんと言わないと。先生にやりたい遊びを言ってみな。」
うつむく
「じゃあ、とうちゃんが先生に面白くするように、お手紙書いてあげるよ」
連絡帳に、『娘は、はさみとテープで遊ぶのが好きなので、工作で遊ぶのを検討下さい。』と書いてやった。
そして、娘愛用のはさみと、セロハンテープを幼稚園の小さなかばんに入れてやった。粘土も入れたいと言って小麦粘土を持ち出したので、それもつめてやった。
パンパンになったかばんを持って、「重くなったね」と笑った。
後輩の面倒をみるような対応になってしまった。

着替えさせながら「×花がおもしろくないと思ったことは、他のお友達も面白いと思っていないと思うよ。幼稚園辞めるっていう前に、面白くしてみてごらん。あと、ちゃんと先生や、友達に辞めてもいいか相談しないと。一人で決めたらいけないよ。×花が突然いなくなると寂しがるよ。」続けて、「面白くないと思ったら、面白くなるように、アホごっこや白目でバカ踊りしたり、ハサミ遊びをみんなに教えて、自分が面白いと思っていつもやってることを教えてやりな。父ちゃんが幼稚園の時は好き放題やって楽しかったよ」

門の前で目線を合わせて「いいか、ちゃんと自分のやりたいこと言うんだよ。気合と根性だよ。」と背中を押してやった。
娘はいつものように先生が手を引いてくれるのを待っていた。


2006-06-02 11:43  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。